こんにちは。「セミナー作りアドバイザー」の宏洲千秋です。
教師という経験から得たことを生かして、講師として活躍したいあなたへいろんな視点からアドバイスさせていただいてます。
今回は「良いセミナー」についてお伝えします。
良いセミナーとはどんなセミナーなのか
セミナーとは、そのセミナーに参加した人が内容を理解して「自分にもできる。」「自分は変わることができる。」という気持ちになって、セミナー終了後、実際に行動をよりよい方向へと変化していくためのきっかけ作りの場ということです。
とすれば、良いセミナーというのは、終了後に参加者が、自ら良い方向へと行動をするためのセミナーであると言えます。
セミナーを開催して終わりでは無いのです。セミナー参加者に「終了後に変化をして欲しい。」という想いがあれば、参加者の立場に立って考えることができるので参加者の変化につながるセミナーが開催されます。「セミナーに○人来てくれた。」と喜んでいるだけではいけません。その参加者が、あなたのセミナーで何を持ち帰ることができたのか。どんな具体的な行動をとる事ができたのか。ということに注目しなければなりません。話だけを聴くだけのセミナーでは、参加者にとっては物足りないものとなってしまい、繰り返して参加することはないでしょう。
タイトルだけに心を奪われてはいけない
セミナーではないですが、何年か前に、ある大学教授の生命尊重に関する講演会に参加したことがあります。「命」についての講演だと思っていたのですが・・・。なんと「生物学」の専門的な内容の話でした。その講師は大学でカエルについて研究をしているらしく、90分間「カエルの生態」の話でした。カエルに、とても興味のある方々が集まっていた講演会であれば、大盛況だったことでしょう。しかし、私が参加したこの講演会の対象者は小学校の保護者だったのです。何を期待して参加したのかは、書かなくても分かりますよね。この講演会の反応は余りにも残念なものでした。「カエルの生態」の話を聴いても、私は何か変化できるような行動をする事はできないですからね。
なぜ、このようなことになったのでしょうか。セミナーのタイトルが対象者には興味深いものであったけれど、内容が専門的な「生物学」だったのです。この時の講演内容であれば専門的な「生物学」のタイトルにしておくことで、専門的な話が聴きたいと思う人が集まってきて素晴らしい講演会になったはずなのです。
終了後に参加者が「良い方向に変化できるような行動を起こす」ことができるようなセミナーが「良いセミナー」と言えるのではないでしょうか。
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