講座の内容は同じでも、伝え方を変えると伝わり方が全然違ってくる!

↑この資料は、「ホームケア セラピスト講座」の時に配布するものです。私、実はJr.アスリートセラピストとしても活動しているので、自宅サロンで、このような講座を開催しています。

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このブログのテーマにも書きましたが、「講座の内容は同じでも、伝え方を変えると伝わり方が全然違ってくる!」と言うのは、本当の話です。

1 私の場合

私は、上の写真の資料を使って、運動を頑張っている保護者を対象に「ホームケアセラピスト講座」をしています。この講座を受講する保護者のお子さん達は、それぞれに運動している種類がそれぞれに(陸上部・バレーボール部など)違う。

あるいは、職場で利用者さんがリラックス出来るように習いたいという運動していない方へのトリートメントをしたい。という目的で受講する。という方々です。

これまでに、受講者のお子さんが頑張っている運動を聞いてから、それに合わせた例え話や有名な話をしてきました。

もちろん、講座の内容は同じです。そこに併せていく、いわゆる「ネタ」を変えていくのです。これは、参加者や受講者の目線に合わせています。

2「ネタ」って何?

どんな時も誰が参加者であろうとも、いつも同じ「ネタ」では伝わりにくいですよね。これが、相手の視点で考えるということにもつながるわけです。

ここでいう「ネタ」というのは作り話の事ではありません。これまでの事例や経験した話のことです。「私には、経験がないから出来ないわ。」なんて、思わないでくださいね。人は誰でも、いろんな経験を積んでここまで生きてきているのです。じっくりと、振り返ってみましょう。

相手に合わせることのできる例え話を、あなたのポケットの中にたくさん「ネタ」として準備しておいてくださいね。

3 例えば、どんなふうに?

例えばの話。あなたのセミナーや講座の参加者、受講者の多くがが40~50代の男性だった場合、ドラマの月9の話や最近流行している歌の歌詞を例え話で持ってくるのは、あまり伝わりませんよね。(伝わる人も中にはいるのかも知れませんが・・・。)彼らが、懐かしい!と思ってくれるような時期の話をするか、今のビジネスの話をすると伝わりやすいでしょう。

子育て真っ最中の30代の女性の場合は、乳幼児時期のあるある話などを話すとよく伝わります。(「うんうん。」「あるある。」等のうなづきもあり、場が盛り上がるでしょう。)

というように、参加者、受講者で中身を変えるということです。注意して欲しい事は、内容を変えるのではなく、中身の「ネタ」を変えるということです。

↑この学校は、私が勤務していた学校ではありません。こんなにキレイな建物ではありませんでしたが、児童・保護者。同僚・上司に大変恵まれた環境で働いていました。

4 私が教師時代に・・・

実は、ある地区で勤務していたときに、その地区だけ教科書を発行している会社を変えました。つまり、鹿児島県の多くの地区はA出版の教科書。その地区だけは、B出版の教科書になったのです。

教科書が違うということは・・・国語の教科書でいえば、中に載っている物語等の単元がこれまでとは違うわけです。

ある教諭が言いました。「私は、ずっと、A出版の教科書を使って教えてきた。これまでの指導の仕方を、一回0(ゼロ)にして、初めから指導方法を考えなければいけなくなる。そして、次の勤務先でA出版の教科書だとまた、そこに戻さないといけない。」と・・・。

この考えを、どう思われますか?「学校の先生って、大変だな。」と思いましたか?

私は、当事者ながら、全然そう思わなかったんですよ~。教科書会社が変わっても、私がやることは同じだと思っていたんです。なぜかというと・・・私は、

「教科書教えているのではなく、教科書教えているから」

なんです。つまり、中身が変わっても、指導する内容は変わらないということです。

「主人公の気持ちになって考える」ということを指導するのであれば、スイミー(小2国語:「スイミー」より)の気持ちであっても、スーホ(小2国語:「スーホの白い馬」より)であっても、指導することは同じなのです。(ちょっとマニアックな話ですみません。)

指導する内容は、同じなんですよ。でも、その中身が違うというわけです。

5 まとめ

ということで、私が今回お伝えしたかったことをまとめると・・・。

セミナー・講座の内容は同じであれば、参加者、受講者に合わせた内容で話をする。ということができれば、これまで以上に伝わり方が違ってくるということです。

哲学の話を使うと伝わりやすいのか、テレビ番組の「ネタ」を使うのがよいのか、スポーツの話なのか、童話の内容で伝えた方が伝わりやすいのか・・・、事前に、参加者や受講者のリサーチをしていくと、本番で慌てて「ネタ」探しをしないでも済むことでしょう。その時のポイントは、参加者、受講者を知るということですね。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

宏洲千秋(ひろしまちあき)。

 

 

 

 

 

 

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