↑この写真は、平成29年4月に宮崎で開催された「ビジネススキルアップセミナー」のものです。外部から講師をお招きして、ビジネス初心者向けのセミナーを開催しました。参加者にとっては、ビジネスを始める前の基本的なことをしっかりと学ぶ時間となりました。
「感動する言葉」って、どんなもの
今の世の中には、情報があふれていますね。情報は、この10年で530倍にもなったそうです。インターネットの普及で、すごい量の情報が私達の生活のすぐ側にあって、いつでも検索で知り得ることができるという時代になったのですね。
では、あなたがインターネット等で検索するときのことを思い出してみましょう。
何かを調べたときに、どんな文章に引き込まれていきますか?ただでさえ情報が多いこの世の中で、個性のない事務的な内容のものや文章に、はたして立ち止まってじっくりと読み込んでいるでしょうか。私の場合、ほとんどが駆け足で去っていってしまっていたように思います。
「感動する言葉」とは、心が動かされる、心が揺さぶられる言葉です。
「感動する言葉」をつくる
ただ、あなたが伝えたい言葉を伝えるだけでは相手は「感動」しません。では、どうしたらいいのか。ある本の中から次のような内容が、私の目に飛び込んできました。
元アメリカ合衆国大統領オバマ氏の有名な言葉(オバマ大統領就任演説より)から。
「これは、私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」
オバマ氏が本当に伝えたかった言葉は、「あなたの勝利だ。」ということですよね。「あなたの勝利」という言葉の前に「私の勝利ではない。」という反対の言葉をもってきているのです。
「これは、あなたの勝利だ。」
「これは、私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」
伝わり方が全然違ってきませんか?
まず、自分が一番に伝えたい言葉を決めます。次に、反対の言葉を見つける。最後に、その言葉同士をつなげる。というやり方だそうです。
同じように、あなたも感動する言葉を作ってみましょう。
「感動する言葉」を、どの場面で使うのか
感動する言葉を作ったら、ぜひあなたのセミナーや講座の「まとめ」の場面で使ってください。「まとめ」の場面で話す内容に、あなたがつくった「感動する言葉」を入れ込んで話すのです。
そうすることで、参加者・受講者の心に届きやすくなります。また、参加者・受講者のあなたのセミナー講座の内容に対する理解も深まります。
人は、感動すると動きます。あなたのセミナー・講座が相手に感動を与えるものとなっていたら、その参加者や受講者はきっと、これまでとは違いよりよい方向へと進んでいくことを目標とし、実際に動きだすでしょう。
あなたのセミナーや講座を受けた受講者や参加者が、実際に動き始めたことにより予想していた結果が伴ってくれば、あなたのセミナー・講座の評価も高まります。
そのためには、あなたが受講者・参加者の「目指す姿」をより明確に打ち出すことが必要にもなってきます。
「感動する言葉」を受講者・参加者に届けることができるのかが、キーポイントになることが御理解いただけたでしょうか。あなたも、感動する言葉で参加者・受講者の心に響くセミナー・講座作りをしましょう。
最後までお読みくださりありがとうございます。
宏洲千秋(ひろしまちあき)。
表現が苦手な方のためのお客様に届く伝わる表現のコツ
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