セミナー・講座での「板書」「ホワイトボード」は構造的に工夫して参加者を惹きつけよう

教室の黒板・・・懐かしい~。私、平成27年度まで教師だったんです。平成25年度~27年度までは、ホワイトボードが教室にあった学校での勤務ので、実際に黒板を使って授業していたのは、平成24年度まで・・・。

でも、黒板でもホワイトボードでも「板書の工夫」の仕方・考え方は同じです。どんな板書の仕方が、相手に伝わりやすいのでしょうか。今夏は、「板書の工夫」についてお伝えします。

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1 板書をする意味

なぜ、あなたは板書をするのでしょうか。今まで考えた事はありますか?板書には、優れた役目が3つあるのです。

① セミナー・講座の内容を構造化してまとめる。

② セミナー・講座の家庭をわかりやすく整理して、参加者、受講者の思考活動を盛り上げます。

③ 参加者、受講者の思考のサポートします。

参加者、受講者が板書を見て、本セミナーや本講座の目標(めあて)がわかるような板書ができたらいいですね。

2 板書の量

なんでもかんでも、板書すれば良いという事ではありません。黒板やホワイトボードいっぱいに、文字や図を書く講師がいますが、参加者からすると、その板書の仕方はよくありません。文字や図でいっぱいの板書を見ると圧迫感がありますね。いっぱい書いて満足なのは講師だけです。これでは、とても参加者、受講者の事を考えて作られたセミナー・講座内容だとは言い切れません。相手の事を考えて作られているのであれば、どのような板書の仕方だとわかりやすいのか、理解されやすいのかが自然と自分でもわかるはずです。

3 文字の大きさ

文字は、丁寧に書きましょう。読めない字で書かれると、参加者は困ります。参加者の頭の中が「あれ、何て書いてあるの?」という思考になり、セミナーの内容が入っていきません。美しい文字で!とは、言いません。丁寧な文字で書きましょう。

文字の色も決めておきます。一般的に、赤は重要な時にと言うように考えがちですが、黒板で赤チョークを使用する場合は、見えにくいということもあります。黒板では、城・黄色を主体に使用します。

また、一番後ろの席からも見える様な大きさの文字で書きましょう。掲示物がある場合には、その掲示物の文字の大きさにも気を配りましょう。パワーポイントを使用する場合には、機器の配置や会場の明るさにも気をつけます。

4 板書中にもやることはある

板書をしながら、内容の確認をします。特に大事なポイントは、話す声も、板書の文字も強調します。つまり、話をしながら板書するということです。当たり前にできると思われるかもしれませんが「話をしながら板書する、目線は参加者の方を見る!でも字は丁寧に書く」ということです。初めの内は、難しいかっもしれませんが、大丈夫です。何回か経験すると慣れてくるものです。

5 板書計画

板書計画は立てていますか?板書計画とは、セミナー・講座の終了時点の板書の状態を作成しておくことです。これをしておかないと、黒板、あるいはホワイトボードいっぱいに、しかもあちらこちらに計画なしで書いてしまうことになります。板書が整理されていないセミナー・講座は。講師の考えもあまり整理されておらず、またそのセミナー・講座を受けた方々の思考も整理されない場合が多いのです。

セミナーや講座の流れを予想して板書計画を立て、セミナー・講座終了後、自分の板書を見て視覚的にもわかりやすいものだったのかどうかを振り返りましょう。

6 セミナー・講座のまとめの時間で・・・

基本的に、板書した内容は終了まで消しません。一日かけてのセミナーの場合、第一部・第二部というように、内容がガラリと変わり、それぞれでまとめる場合には、まとめが終わった時点で消しましょう。なぜなら・・・セミナー・講座の「まとめ」で板書を使って、これまでの内容を振り返るからです。この振り返りの時に板書が構造化されていないと、参加者・受講者がうまく振り返る事が出来ないのは、もうおわかりですね。ゴチャゴチャした板書では、振り返りができないのです。

7 まとめ

板書計画を立てる前に、セミナー・講座の構成を決めていると思いますが(構成の仕方がわからない方はこちらをお読みください。)

○ 参加者・受講者に伝えたい事は何かをはっきりしておく

○「位置・内容・量」等に気を付けて板書計画を立てる

○ 参加者・受講者にわかりやすいように工夫する

ということに意識しましょう。板書計画でセミナー・講座は変わります!! 

 

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最後までお読みくださり、ありがとうございます。

宏洲千秋(ひろしまちあき)。

 

 

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