セミナー講師と参加者の心の距離を縮めるための話し方テクニック

こんにちは。「セミナー作りアドバイザー」の宏洲千秋です。

教師という経験から得たことを生かして、講師として活躍したいあなたへいろんな視点からアドバイスさせていただいてます。

今回は「心の距離を縮めるテクニック」についてお伝えします。

何回かあなたのセミナーに参加した方々とは、だんだんと心が開いてきて、だいぶ心の距離が縮まっていると感じているのではないでしょうか。では初めての参加者とは、どのように心の距離を縮めていますか?

人は「失敗談」や「あるある体験談」に共感し、親しみをもちやすい

ただ、「失敗談」や「あるある体験談」を話すだけでは、「ふ~ん。そんな失敗したんだ~。」「あ~~。あるある。そんなこと。」で終わってしまいます。その「失敗談」「あるある体験談」の後に必ず、「だから、こう考えて○○するようにしたんです。」「ということがあって、今は○○を取り組んでいるのです。」というように自分の変化を伝えましょう。

 

例えば・・・コミュニケーションの取り方について話す場合。

私、子どもの学校のPTAの学級委員長を任された事が過去にあったんです。PTAの役員は、私の他に副委員長、各専門部の部長(生活指導部や保険体育部、研修部・・・といろいろとあります。)がいるのですが、学級委員長にはいろいろな事で総まとめをしたり、PTAの集まりの出欠確認や話し合いの内容の確認会議出席、理事会の出席、PTAの司会進行等、たくさんの仕事があるのです。どうしてもオーバーワークになる時には、他の役員にお手伝いしてもらおうと思って引き受けたわけですが・・・

いざスタートしてみると、お手伝いして欲しいと思っても、その人に連絡し説明して、やってもらったことを確認する。私がイメージしていたものと違ったらやり直さなければならない。ということを考えたら、私がやってしまった方が時間短縮でもあるし、もしかしたら頼まれた人は「何の為の委員長なの?」と思うかもしれない。と思い、人に頼ることをせずに、全部一人で片付けたことがあったんです。この一年間は大変でした。自分が他の人には仕事を振り分けなかったからなのですが、もうPTAの役員なんて絶対にするものか!!!と思いました。

でも実際は、他の役員さんたちは「何でもするので仕事があったら言ってくださいね。」と何度も伝えてきていたんですよ。「はい。大丈夫です。ありがとうございます。」と言うけれど、私1人でどんどんPTAの仕事を進めていくのが気になって仕方なかったそうです。一年間が無事終了して、お疲れ様のランチ会を役員で行ったときに「宏洲さんばかりお仕事させてしまってごめんなさい。私がお手伝いするのが、嫌なのかと思ってだんだんと声を掛けられなくなりました。」と謝られてしまったんです。私が勝手に振り分けないと決めて仕事を進めてきたのに・・・。この時に、反省したんです。私が我慢してPTAの仕事をすればいいんだと思っていたけれど、私1人で仕事をする事で、こんな風に思う人がいるんだ。自分がオーバーワークになりそうな時には、周りの人にお手伝いしてもらえるように声をかけようって、声を掛けてもいいんだってそう思いました。

そして、今年もまたPTAの役員決めがありました。私は今年も役員をさせていただく事になりました。前に挙げたことの反省を活かしつつ、今年は全員でPTAの仕事を協力しながら進めていこうと思っています。そして何よりも、協力し合うことでお互いのコミュニケーションを図るきっかけ作りになると、ワクワクが止まりません。

このように、コミュニケーションを取る方法は、身近ないろいろな所にあるのです。参加されているみなさんも、少しだけ周りの人に頼ってみたり、相談してみたりすることで会話が増えコミュニケーションを取る機会が増えてきます。意外と周りの人は気に掛けてくれているものです。こちらから歩み寄ってみましょうね。

 

といったように伝えるといかがでしょうか。私の経験した話から次はこうしたいという話、そしてセミナー参加者へのメッセージとして伝えると、講師がより近い存在に思えてきませんか?

「失敗談」や「あるある体験談」からの反省点・改善策を伝え、参加者はどうしたらいいのかをまとめる。

これが「心の距離を縮めるための話し方テクニック」です。

 

 

 

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