こんにちは。「セミナー作りアドバイザー」の宏洲千秋です。
教師という経験から得たことを生かして、講師として活躍したいあなたへいろんな視点からアドバイスさせていただいてます。
今回は「伝わる話し方の手順」についてお伝えします。
最も効果的でわかりやすく、よく伝わるように話すための準備が必要です。その準備を下記にまとめました。
セミナーで伝わるように話すための準備
① 参加者の分析
参加者のことを分析しましょう。性別・年齢・職業・職位・所属・経験・学歴などです。分からなければ、架空の人物像でも構いません。この分析から、参加者の関心や悩み・課題等を把握します。
② テーマを決定
参加者の関心や悩み解決等に応えるに当たって、最もふさわしいテーマを決めます。サブテーマがあれば、より分かりやすいでしょう。この時に大切なことは、的を絞るということです。例えば「人生を豊かに」なんていうテーマだと広すぎますので「○○で人生を豊かに」というように、具体的に掲げると人は興味が沸いてきます。
③ ゴールの設定
テーマが決定したら、そのゴールをどのように設定したらよいのか考えます。ゴールとセミナー内の「目標」はリンクしていますか?
学校の授業で例えると「めあて」と「まとめ」を設定し、それがリンクしているかどうかということです。算数の授業でいえば・・・「めあて」には、正三角形には、どんなきまりがあるのだろうか。「まとめ」は、三つの辺の長さが同じで、三つの角の大きさが同じ三角形を正三角形という。となります。「めあて」と「まとめ」がリンクしていますよね。
④ 話の組み立て
だいたいのセミナーや講演会は三段構成を基に作られているので、ここでも三段構成で考えていきます。
※三段構成とは、序論(スタート)・本論(クライマックス)・結論(ゴール)のことです。
序論:ここでは、テーマの意味を説明したり自己紹介等に使って自分を知ってもらったり「めあて」を示したりして、講師と参加者の信頼関係を気づいていくスタートです。
本論:「まとめ」につなげるための説明や理由、根拠などについて展開します。ここで、事例やデータ分析資料、具体的な結果等について示します。一番盛り上がる場面です。
結論:本論で示したものをまとめます。
⑤ さらに具体的に内容を練り込む
セミナーでの大切なポイントは3つまで(多くても4つ)に絞ります。時間配分をする時には、だいたいの時間で構いません。
例え話や経験したこと・失敗したことの具体的な話を盛り込むと参加者の共感を得ることができます。いわゆる「ネタ」です。この時に注意したいことは、セミナー内容から大きく脱線しないことです。全く関連性の無い話をしても意味がありません。きちんと考えてセミナー内容と関連する話をしましょう。
⑥ 配布する資料の作成
参加者の分析から、どのくらいの内容の資料を作成すれば良いのかが分かっているはずですので、参加者に合った資料を作成していきます。作成の際には、参加者が書く活動が取り入れられている資料作りをしましょう。ただ読む・見るだけの資料はなかなか参加者の頭に入っていきません。だらだらと書かせるのではなく、箇条書きで記入するくらいがちょうど良いです。
⑦ リハーサル
動画や録音をして、リハーサルを行います。ここで、時間配分やネタ話の再確認もできます。リハーサルを行わないでぶっつけ本番でセミナー講演会をする講師はいません。
このような準備で、セミナーを組み立てていきます。これが「伝わる」セミナー作りの基になるのです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
宏洲千秋(ひろしまちあき)
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