1 「時間配分」は大事
あなたのセミナー・講座・講演の内容構成がきっちり決まったら、どのような「時間配分」で進めるかを決めましょう。
13:00から始まる120分間のセミナーだったとしましょう。どのような時間配分で行いますか?ちょっと想像してみましょう~。
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ここで、ちょっとヒント。
先ず、自分のセミナーを大きく分けると、何部構成になりますか?二部構成?三部構成?
なんとなく、「時間配分」をどうしたらいいのか、つかめましたか?
二部構成であれば、60分と60分に分けると考えがちですが、実は微妙に違うんです。(ごめんなさい・・・笑)
これは、あなたのセミナー・講座・講演の内容構成が大きく関わってきます。前半には、スタートの時点で、このセミナーや講座・講演の流れの説明や、自己紹介の時間も考えて時間を配分指定兼ね蹴ればなりません。
また、内容の大事なポイントが3つある場合、その中でも特に押さえて欲しいポイントや、ここはゆっくり丁寧に話したいと考えている場面では、時間を多く取るというわけです。どの項目も、均等に時間を配分していては、参加者や受講者の理解を深めることにつながりにくいのです。
ですので「時間配分」は、内容構成を十分に行ってから決めていきましょう。
2 集中力が持続できる時間
人間の集中力は、子どもでは20分から30分、大人でも、45分~50分というデータがあります。
60分も集中して聞く事はなかなかできないので、途中で気分転換になるものを取り入れたり、活動を取り入れたりという工夫をしながら、時間を割り振っていきます。
実際に私が教師として授業を行っていた時は、45分の授業を大きく3つに分けた後、その中のクライマックスの時間では、さらに3つに分けていました。特に、集中力がここで切れるかもしれないという場面では、たくさんの工夫を取り入れました。
そうすることで、小学1年生(幼稚園を卒園したばかり)の児童でも、45分間を楽しく集中して学ぶ事ができるのです。もちろん、一つ一つの教科で、時間配分の仕方は変化します。
3 実際に決めるとすると・・・(例えば)
二部構成だとすると、どこで休憩時間を取るのかを考えましょう。時間で決めるのではなく、内容構成から、どこで休憩時間にするということを決めます。
例えば・・・。クライマックスのポイントの2番目が一番重要だとする場合には、このポイントの2番目の説明をする前に一回休憩時間を取ります。とすると・・・内容構成では、
1 セミナー・講座の流れの説明・自己紹介
2 セミナー・講座の導入・スタート
3 セミナー・講座のクライマックス
4 セミナー・講座のゴール
5 セミナー・講座の質疑応答、アンケート記入
という、だいたいの流れができていますね。それぞれにかかるだろうと思われる時間を割り振ります。この時には、1と5から決めていきます。次に、2と4。最後に残った時間がクライマックスで大事なポイントを話す時間になります。
1 セミナー・講座の流れの説明・自己紹介(5分)
2 セミナー・講座の導入・スタート(10分)
3 セミナー・講座のクライマックス(75分)
4 セミナー・講座のゴール(10分)
5 セミナー・講座の質疑応答、アンケート記入(20分)
ですが、ここで気をつけることは、先にもお伝えしたとおりに「休憩時間」をどこに入れるかということです。クライマックスの2番目が最重要ポイントである場合。2番目のポイント前に休憩時間を入れるので、
3 セミナー・講座のクライマックス(75分)
の場面が2つに分かれます。ポイントが3つある場合は、それぞれに何分間の説明、ワーク等をするのかを決めておきます。
例えば・・・ポイント①15分 ポイント②35分 ポイント③15分とします。そうすると、
3 セミナー・講座のクライマックス(75分)の場面が、
3-(1) セミナー・講座のクライマックス(15分)
休憩(10分)
3ー(2) セミナー・講座のクライマックス(50分)
となるわけです。こうしてみると、クライマックスの60分間の集中力が持続するかどうかの心配がでてきますね。そこで、内容に、活動する場面を入れるという手立てを入れ込みます。
このように、少しずつ時間配分が決まってくるでしょう。
自分の都合ではなく、参加者や受講者のことを考えて、どこで集中力が切れそうなのかということ、重要ポイントの前に休憩を入れて気分転換をして、再度集中力を高めてもらうということを意識しておいてください。休憩時間が明けたら、すぐに話す内容も大事になりますので、きちんと考えておきましょう。
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宏洲千秋(ひろしまちあき)。
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