こんにちは。「セミナー作りアドバイザー」の宏洲千秋です。
教師という経験から得たことを生かして、講師として活躍したいあなたへいろんな視点からアドバイスさせていただいてます。
今回は「伝わるために気を付けること」についてお伝えします。
↑先日の「宮崎2DAYセミナー」での開催の挨拶の様子です。さすが、元幼稚園教諭ということだけあって、話し手の伝えたいことが聞き手に伝わってきました。
「伝える」「伝わる」あなたはどちらを意識していますか?
どっちも同じではない。ということは分かりますか?
「伝える」は、話し手の視点。「伝わる」は、聞き手の視点。
どちらの立場に立って考えているでしょうか。
これは「話し方」だけではなく、文章の「書き方」にも当てはまります。セミナーや講座等で話す前に書きますね。何も準備せずに、いきなり話すことは無いですね。話す文章を長く書くのではなく、簡潔に箇条書きでもいいので、話すことを書き留めます。その書き留めたことを読み直してみましょう。
読み直したら、相手の視点の「伝わる」に意識をもっていくことです。あなたが書き留めたものを相手の立場に立って一回考えてみます。少しの工夫で印象は変わります。下にある文章を例に書いています。伝わり方はいかがでしょうか。どちらが、心に響きますか?共感できるあったかい文章はどちらでしょうか。
A「今日は、一段と寒い朝で布団にまだ入っています。こんな朝も農家の方ご苦労様です。」
B「今日は、一段と寒い朝となりました。布団から出られない方も多かったのではないでしょうか。こんな寒い朝でも、早くから農家の方はお仕事ですね。いつもありがとうございます。」
Aの文章は、寒い朝のこと、農家の方への感謝の気持ちを伝えようとしているのは分かります。Bの方が情景も浮かび、寒い朝、農家の方への感謝の気持ちが伝わってきませんか?Aの文章は、言葉が足りない上に、「ご苦労様」という言葉を遣っているので、書き手の視点なんですね。そして「ご苦労様」は、目上から言葉をかけるときに遣う言葉なので、感謝の気持ちがそこに表現されません。農家の方が聞いたら、きっと「なんだ!上から目線で!」と思うかもしれません。この場合は、感謝の気持ちを表すのは「ありがとうございます。」で十分なんです。
「伝わる話し方」「伝わる書き方」をしていない人は、相手の立場に立っていないこと、自分の思考が整理されていないことが多いです。なんでもそうですが、準備は必ずしましょう。「誰に」「何を」「どのように」最低でも、この3つは明確にしましょう。この3つを決めて発信すると、これまでとは違う表現ができる様になります。
表現が苦手な方のためのお客様に届く伝わる表現のコツ
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