セミナーを組み立てる時に、内容の構成をしっかり作るのは大事です。意外と忘れがちなのが「休憩時間」のこと。休憩時間もしっかり組み込んでくださいね～。
１ 休み時間、何をしていますか？
セミナーや講座での休憩時間、必要ですよね。この時間でトイレに行きたい、ちょっと外の空気を吸いたい、ちょっとモクモクタイム（煙草）とその場を離れる人も多いですね。
私が学校で働いていた頃「休み時間は、次の授業の準備をする時間です！」と子どもたちに話していました。が、子どもたちにとっては、休み時間大好き～。お友達と遊ぶ・話す事ができる、とっても意味のある時間でした。次の授業の教科書とノートを机の上に出したら、はい遊ぼう～！。うんうん。それでいい。コミュニケーションを深める時間にもなるもんね。という気持ちで見守っていました。
私は、何をしていたかというと･･･。次の授業で使うプリント類は前日までに印刷しているし、授業の流し方も前日までに確認済み、次の授業の指導書をぱらっと見て再確認するだけでした。後は、教科書を忘れてきている児童がいないかを確認して、忘れていたらコピーをしに行くくらいかな。なので、私も、さっと次の授業の準備確認をしたら、教室にいる子どもたちとおしゃべりタイム～を楽しんでいたのです。（あ。トイレに行きたい時には、休み時間に行ってましたけど。）
２ セミナー・講座・講演の時は、講師としてはどう過ごす？
トイレに行きたかったら、ぜひ行ってくださいね。そうしないと、セミナーや講座・講演の途中で行きたくなったときに困りますよ。
それでも、まだ休憩時間がある場合には、参加者とお話してください。コミュニケーションをとっていてくださいね。そうすることで、親しみやすくなり、講師と参加者・受講者との距離が近くなることで、その後のお仕事にも繋がりやすくなります。
「と言っても･･･何を話せばいいの？」
と、考えてしまいますよね。何気ない日常会話でもいいのですが、セミナーの合間の休憩時間といっても、そんな日常会話ができるほど、まだ親しくないですよね。日常会話をするなら、その土地の美味しい食べ物を聞いたり、ラーメン屋さんではどこが一番美味しいかという話題が無難で、すぐに答えてくれる事が多いです。その話題だと、講師を含めた複数で話す事ができますね。
他には、セミナーの前半が終わりましたが、「分かりにくかった所はないですか？」「もう一度聞きたいと思ったところはないですか？」それから、自分でも内容でちょっと気がかりな部分を出して「この部分は、分かりにくかったんじゃないですか？」と聞いてみるのもいいですね。この時間で出たことを、休憩時間が終わって後半をスタートする前に、さりげなく復習として話しましょう。その時に「休憩時間で、個々が分かりにくいという声があったので、もう一度説明します。」なんて言わないようにしましょうね。せっかく話してくださった方に「私だけ、わからなかった。」「時間を使って、復習してもらってる。申し訳ない。」という気持ちにさせないためです。
３ 参加者・受講者も講師と話したい！
「参加者・受講者も講師と話したい！」と思っていますよ。だって、仲良くなりたいですよ。自分の事を覚えてもらいたいと思っています。ですので、講師は、なるべくたくさんの参加者・受講者とお話してくださいね。決して、一部の方々と盛り上がることがないようにしましょう。自分のセミナーに友人が参加していても、その友人とばかり話さないように気をつけましょう。どうしても、参加者・受講者と話すのができないという時には、その友人を交えた複数人で話されるといいですね。そうすると、セミナーで出会った方同士も仲良くなるきっかけ作りになります。
４ コミュニケーションは必要
なぜ、コミュニケーションが必要なのでしょうか。以前、ある教育者がこう話していました。「人が社会に出て、成功するかどうかは、単に学歴が高いということだけではありません。周りの人と仲良くでき、意見を聞いたりまとめたりすることができるコミュニケーションスキルが高いかどうかで決まるといっても過言ではない。」と･･･。
「相手を喜ばせたい。」「自分の気持ちをきちんと伝える。」「相手の立場になって考える。」という気持ちになることができる、心の意識が高い人は、コミュニケーション能力も高いです。
そして、人の話を聴いているとき、自分が話すときは笑顔を忘れずに･･･。特に、人の話を聴いている時に笑顔がないとあまり印象がよくありません。
休憩時間は、休憩してもいいと思いますが、参加者・受講者と少しでも仲良くなれる良い機会です。有効的に使えるといいですね。
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宏洲千秋（ひろしまちあき）。
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