あなたのセミナーでは、パワーポイントをどのように使う?

こんにちは。「セミナー作りアドバイザー」の宏洲千秋です。

教師という経験から得たことを生かして、講師として活躍したいあなたへいろんな視点からアドバイスさせていただいています。

今回は「パワーポイントの使い方」についてお伝えします。

1 パワーポイントをどのように使うのか

「パワーポイントをセミナーで使いたいのです。」という問い合わせが増えてきました。その時に、私がお答えしていることは、「どのように、使いたいのでしょうか。」ということです。

以前、参加したセミナーで、初めから終わりまでパワーポイントに流れてくる映像や画像、データだけを見て90分間が終わった事がありました。そのセミナーで配布されていたレジュメも、パワーポイントの縮小版がぎっしり載っているだけ。

講師が話す内容も、そのパワーポイントに出てくる言葉をただ話している、というか読んでいる。この講師は、カチカチッとパソコン操作と画面に出てくる文章を読んでいるだけで、パワーポイントに頼りっぱなしでこちらを見向きもしない・・・残念。

2 パワーポイントは、あくまでも補助的な役割

セミナーやプレゼンなどで参加してくださった方に、パワーポイントの画面を見て欲しいのか、自分の話を聞いて欲しいのか、どちらでしょうか。

パワーポイントを使うのであれば、どうしても表現しにくい伝えにくいもの、例えば画像やデータ等であれば目で見てくれた方が説明しやすいですね(視覚的アプローチ)。こんな時には、どうぞパワーポイントを使ってください。それ以外の画面一杯の文章であれば、話をして参加者に聞いてもらった方が理解されます(聴覚的アプローチ)。

また、パワーポイントの内容を全てレジュメとして配布するのは、あまりお勧めしません。参加者が下を向いてレジュメに気を取られるからです。講師も話もそこそこにしか聞いていない状態になります。どうしても、レジュメの内容をそっくりそのままでお渡ししたいのであれば、セミナー終了後に「今日のパワーポイントの内容をまとめてありますので、必要な方はお持ち帰りください。」と用意しておけばよいのです。

3 パワーポイントを使っている時

パワーポイントを使った方が、効果的な場面を上でお伝えしました。その時に注意してほしいのは、目線は参加者に向けるということです。しかし、パソコンでの操作をしたり、資料で話す事を確認したりということもあるでしょう。だいたい、参加者を見る7割以上、資料確認、画面確認、パソコン操作を3割以下というような気持ちでいましょう。「この講師、なかなかこっちを見ないな~。」と思われないようにしてくださいね。参加者を見て話すということは、参加者を見て話さない時よりも説得力が高まります。それから、目を合わせて話すということは、小学一年生のときに学校で習得しているはずです。大丈夫、あなたならできますよ。

4 まとめ

あなたのセミナーでは、どの場面でパワーポイントを使いますか。視覚的アプローチを行いたいときには、ぜひパワーポイントを使い,参加者を説得するための補助的な役割として効果的に使ってください。あなたのセミナーのメインは,あなたとあなたの話とその内容なのですから・・・。

 

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