講師はどうしたら、初めてのセミナーで緊張を解くことができるのだろうか

こんにちは。「セミナー作りアドバイザー」の宏洲千秋です。

教師という経験から得たことを生かして、講師として活躍したいあなたへいろんな視点からアドバイスさせていただいてます。

今回は「初めてのセミナーでの緊張を解く方法」についてお伝えします。

初めてのセミナーって緊張しますよね。この「初セミナー」のために、一生懸命に真剣に取り組んできたとしても、誰だって緊張はするものです。

 

私が小学校教師の頃

誰だって緊張はするものです。だからこそ、自分も自分のセミナーを心から楽しめば良いのです。

私が教師の頃、文部科学省指定の研究授業が在籍している勤務校でありました。全国から教師が研究授業を参観に来られました。

その時私は、その研究授業の授業者でした。研究授業がある年の前年度から準備をしていましたが、教科は「算数科」算数科の研究をしてきていたので、算数科指導法を専門にしていない教師よりは自信がありました。

あったはずなのに、やはり研究授業当日は緊張したものです。約1年半も準備期間がありましたが、やっぱり当日は緊張したのです。

それまでの準備期間には、連日のように児童が下校してから夜10時過ぎまで、学校に残って指導法の確認をしたり教材教具を作成したりと研究を重ねていました。もう、自分の家庭のことは二の次というような生活でした。

プレッシャーに押しつぶされて、誰も居ない職員室で泣いたこともありました。今では懐かしい思い出です。笑

緊張の糸が解けた

研究授業当日、緊張はピークでしたが、始まる10分前にはふっと緊張の糸が緩んだのです。なぜ、緊張の糸が解けたのでしょうか・・・。

今でも記憶していますが、研究授業が始まる時刻30分前には教室にいました。まだ、緊張はしていた状態・・・。

クラスの児童たちも、私が緊張していることを察知したのか、だんだんと緊張をし始めました。ちらほらと、他校の教職員達が教室や廊下に集まり、授業前の私と児童達の様子を見ていたということも理由です。(ほとんどの研究授業参観では、授業前に教室へ行き、教師と児童がどのように過ごしているのか等を参観しています。)

私は、学校全体で取り組んでいる「今月の歌」を教室のラジカセで流していました。(「今月の歌」は、朝の会や帰りの会等で歌ったり、児童集会で歌ったりする歌です。)すると、児童たちが少しずつ口ずさみ始めたのです。

いつものように私も一緒に歌うことで、私と児童の緊張がだんだんと解けてきました。「今月の歌」が歌い終わってから、次にしたことは「なぞなぞ」。当時3年生のクラスでは「なぞなぞ」が流行っていたのです。いつものように過ごすことで、私も児童たちも緊張の糸がほぐれてきたのです。

と同時にこのときに思ったのが「もう、この緊張を含めたこの時間でさえも楽しもう!」という覚悟です。そこで、授業開始の合図のチャイムが鳴りました。緊張は解けていたので、いつものように授業の導入をし展開していったわけです。

この瞬間も楽しむ

何がお伝えしたいのかといいますと、もう十分にセミナーの準備をしてきたのであれば、後は覚悟を決めて自分からこの瞬間を楽しむという決断をすると緊張は解けるということです。

少々の緊張は誰でも必要ですので、後はどれだけ楽しむことができるのかということになります。講師がセミナーを楽しむことで表情豊かになり、参加者の緊張も解けてお互いに信頼関係や親しみやすさもでてきます。

まずは、講師が緊張の場面でさえも楽しむという事が緊張の糸を解く手かがりになるということです。

なるようになります。ここまで真剣にセミナーの準備を行ってきたあなたですから、きっと大丈夫です。思い切ってやりましょう!!

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

宏洲千秋(ひろしまちあき)。

 

 

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