話し方は自分らしくでいい
話し方は自分らしくでいい最近、
「私は、人前で話すことに慣れていないから、とても緊張します。」
「私は、大勢の前で話した事がないけれど、大丈夫でしょうか。」
「私は、スピーチが苦手なんです。」
という不安な声を聞いたり、
「宏洲さんは、元教師だから話すの慣れているでしょう。」
「緊張しないで、話せるってすごいですよね。」
「いつも楽しそうに話されてますね。」
と言われたりします。初心者講師や初めて人前で話すということであれば、なおさら不安になりますよね。実は、私も緊張していますよ。
話し方が、うまくない人って「ずっと下を向いて話している。」「声が小さすぎて、何を言っているのか聞こえない。」とかではないでしょうか（内容ではなくて、話し方だけで言えば）。
もし、今のあなたがこの2つに当てはまるのであれば、鏡の前に立って話している姿を録画してください。何度も何度も練習するのです。立ち姿勢や話している時の姿勢のチェックにもなりますね。
私も、人前で話す前には、必ず鏡の前で、原稿を見て話す練習をしています。今でも、話す前は緊張します。集まってくださった方に、がっかりされないように･･･と思えば、誰だって緊張するものなのです。
実は参加者も緊張している
前に立って話していると、セミナー参加者の反応が気になりますよね。どこか冷めたような目で見られていたら、話している講師も「あれ。伝わってないのかな。」「今の分かりにくかったかな。」と、だんだん不安になってきますよね。
でもね。実は、あなたの緊張感が参加者に伝わってしまって、参加者のみなさんも緊張して表情が硬いだけ･･･ということなんですよ。ちょっと振り返ってみましょう。
もしかして、緊張のあまり笑顔を忘れていませんでしたか？みなさんと視線を合わせるのを忘れていませんでしたか？
先日、私は、人前で話すときに緊張しない方法を見つけました。「え～。そんな方法あるの～。」という声が聞こえてきそうですが･･･。私はこの方法で緊張しなかったんですよ。
気になる方はお読みくださいね。セミナーや講座等、人前で緊張せずに話す方法、見～つけた～！
参加者は、前に立っている人の影響を少なからず受けます。まだ私が新人教師だったころ、校内研修で授業研究（教師同士で授業の進め方や指導の仕方を参観・研究すること）をしたときにとても緊張していたんです。当たり前ですね。新人教師ですから。
でも、この緊張感が目の前の児童に伝わってしまったんですよ。教室には、学校中の先生方がいらしてたので、「いつもの授業とは、雰囲気が違う。」と児童も察していたのかもしれませんが･･･。
研究授業の後に授業研究といって参観した先生方が集まり、その授業についていろいろと指導・助言をいただく時間があります。その場で教育委員会の先生に
「今日は、始まりの時に宏洲先生は緊張していたようですね。子ども達にも伝わってしまいましたね。前に立つ人が緊張すると、緊張感が伝わってこちらも緊張するんですよ。始まって10分もしない内に子ども達も笑顔になったでしょう。それは、宏洲先生の緊張がほぐれていつもの授業ができたから、子ども達も安心したんですよ。」
と言われたことがありました。私も、その時「なるほど。」と納得したんですよ。確かに、参観している先生方のことを私が気にしなくなってから、目の前の子ども達が「いつものように」たくさんのつぶやきや笑顔を出してくれましたから。
前に立って話す人が緊張すると、聞く人も緊張する。笑顔になれば笑顔になる。伝染するんですね。
と言ってもどうしたらいいの･･･
緊張するなといっても無理な話で、先程、紹介したセミナーや講座等、人前で緊張せずに話す方法、見～つけた～！を読んでも私には出来ないかも･･･なんて思ったあなた。こんな方法はいかがでしょうか。
セミナーが始まる前の少しの時間、人前で話す時の少し前の間に、参加者さんと普段の何気ない会話をしておくのです。そうすることで、自分のことを少し知っている人がこの会場にいる、少し仲良くなった方が目の前にいると思うと、少し緊張がほぐれてきます。
実際に、上の写真の場面では、いつもより緊張しませんでした。やっぱり、この時はここに集まってくださった方々と少しお話していたからです。目の前にいる方が全く知らない方ばかりだと、緊張したのかもしれません。全く知らない方々の前で話すのと、少し知っている方の前で話すのとでは、緊張感が違ってきますよ。ぜひ、今度試してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
宏洲千秋。
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